妊娠初期から妊娠20週台まで、赤ちゃんが元気かどうか心配なお母さんは実はとても多いです。その頃は、妊婦健診は4週間おきだし、胎動も感じないのでふとした時に心配になる気持ちはとてもわかります。事実、このころ赤ちゃんが元気かを確認する方法は病院の超音波くらいしかありません。しかし、流産の経験があったり、つわりが急におさまったりすると不安は更に強くなってしまうでしょう。
そんな心配を解消できる方法の一つにエンジェルサウンズなどの胎児超音波心音計があります。この機械は超音波を使って赤ちゃんの心臓の動きを音に変換してくれる機械です。この機械があれば、ふとした時に赤ちゃんが生きていることを確認することができます。
エンジェルサウンズはFDAというアメリカの医薬品の監査をする組織の認可を得ている安全な機械です。FDAでは「長時間連続した使用は控えた方が無難」と記載がされていますが、超音波の周波数は病院とほぼ同じなので、数時間使うなどしなければ安全性は問題ないと考えられます。
そんなエンジェルサウンズですが、実際に調べてみると少し使いにくいという評価や注意しなければならない点があるようです。もしレンタルやご購入を考えている場合は、以下のことを知ってから検討すると良いと思います。
ポイント① 赤ちゃんの心臓を見つけるのが難しいことがある
赤ちゃんの心臓はとても小さいです。例えば妊娠10週の赤ちゃんの体の大きさは3㎝程度ですので、心臓は1㎝ないくらいの大きさです。よって心臓を探すのが難しいことがあります。実際エンジェルサウンズの使用は12週くらいからと記載されています。おそらく週数が早すぎると心臓が小さすぎて探すのが難しいあるいは見つけられてもうまく音が聞こえない可能性があります。
赤ちゃんの心臓を見つけるコツとしては、「週数が早いうちは赤ちゃんの心臓の場所は思ったより下にある」ということを知っておいてください。妊娠7~12週くらいなら赤ちゃんの心臓は恥骨(陰毛が生えている)ところあるいはもっと下にあることもあります。週数が早いうちで心音が見つけられないときは焦らずに赤ちゃんが大きくなってからもう一度試してみてもいいかもしれません。
また赤ちゃんの心拍は大人より早いです。だいたい1分で100回以上赤ちゃんの心臓は拍動します。聞こえる心拍がゆっくりだなと思うときはお母さんの血管の音を機械で拾ってしまっている可能性があります。そんな時は、自分の脈拍を確認して、同じか違うかみてみましょう。
ポイント② 心音が聞こえないと逆に心配になることも
ポイント①でお話しした通り、この機械で赤ちゃんの心臓を見つけるのは難しいことがあります。赤ちゃんが生きていることを確認したくて使っているのに、逆に不安が増大してしまったなんてことがあるのが、この機械の難しい所です。
ポイント③ 使う時期は限定的なのでレンタルでもいいかも
また妊娠20週以降になると徐々に胎動が出てくるため、流産になっていないかの確認だけで使うなら、期間は長くても2-4か月くらいです。機械がだいたい1万円しないくらいなので、ひと月2000~5000円くらいでしょうか。またこの機械は医療機器なのでメルカリや楽天で転売をすることは法律で禁止されています。買う時期などによってはレンタルの方が良い場合もあります。
また妊娠20週以降になると徐々に胎動が出てくるため、流産になっていないかの確認だけで使うなら、期間は長くても2-4か月くらいです。機械がだいたい1万円しないくらいなので、ひと月2000~5000円くらいでしょうか。またこの機械は医療機器なのでメルカリや楽天で転売をすることは法律で禁止されています。買う時期などによってはレンタルの方が良い場合もあります。
ポイント④ 付属のゼリーはなくてもいいかも
超音波は液体を通して働きます。病院でもそうですが、超音波をするときはお腹にゼリーを塗ります。しかし、このゼリーは付属のものでなくても大丈夫です。要は液体であればいいので、水でもオリーブオイルでも使用することはできます。実際、病院でもゼリーの代わりにオリーブオイルなどを使用するところもあります。
そんなエンジェルサウンズですが、この機械を使うことで妊娠中の精神的な負担を減らせたとおっしゃる方も多いです。気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
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